川越 松江塾 親ブログ

―ずっと一緒に歩いてきたね。昔は前、今は隣、もうすぐ後ろ、そのうち川の向こう側―

梅の枝を間引きながら、子どもの可能性の選び方を考える【中編】

子供の自発的な成長において「子どもに自信を持たせる」ことが重要という考えを元に、習い事やスポーツを選んだことについて、前回 書きました。

 

 

音楽や美術などの芸術系の習い事は、何かさせたいと思っていました。

 

そのときは「子どもに(他の子と比べて)自信が持てる」かどうかよりも、

人生に行き詰った気持ちになったときに、

悲しみに打ちのめされてしまったときに、

心が乾きすぎてしまったときに、

自分で自分の心を潤す何かの助けになればよい、と思ったからでした

詳しくはかけませんが、息子のパパ、つまり、うちの夫さんは「合唱団で歌うこと」で深い淵の底から日の当たる場所まで辿り着いた人だからです

 

ピアノやバイオリンなどの人気の習い事は、通える範囲のお教室には、顔見知りの子が前から通っている可能性が高い

上手い下手の序列は、きっと感じ取ってしまう

そう思ってやめました

 

篠笛になったのは、下記の記事に書きましたが、ご縁です

 

ボルダリングも、たまたま近所に新しくできたから選択肢に入ってきたこともありますが、子供向けの教室がなかったことも理由の一つでした

そのボルダリングジムは、別の地域にある店舗では、おそらくオリンピック選手候補の発掘も狙って、子供に指導する教室もやっていました

送り迎えの時間が長くなるけど通おうか迷いました

でも、電車を見ながらなら20㎞歩ける体力はあるけど反射神経がなくてシュパシュパ動けない、慎重な(臆病ともいえる)息子は、才能に恵まれた子と一緒に学んだらすぐに「やめたい」と言い出す未来が見えました

 

子ども一人でボルダリングに通える程度に好きになるまでは一緒にやろうと、母子で一緒に始めました

ときには、「え~、お母さん、こんな難しいのできないのに、息子くん できるの! スゴイ!!」 と女優*1になり、褒めまくり

ボルダリングジムのスタッフさんも、お客さんが少ない夕方の時間に、小学生がえっちらおっちら頑張っているのをみると、アドバイスしてくださったり、褒めてくださったり

「できる」「楽しい」

が少しずつ子供の心に根付いていきました

 

身長が伸びる時期と重なったのもよかったと思います

それまで手が届かなかったところに手が届くようになる、つまり「体の成長」を「技能の成長」として本人が実感できたからです

 

始めてから3年くらいで、親も登れない上級者向けのルートを登れるようになりました

始めてから4年目に、運動神経抜群の仲の良い友達がボルダリングを始めた*2ときも、楽しく一緒にやることができました

 

長くなりましたので、後編のまとめは別記事で

 

*1:

*2:2カ月くらいで同じレベルに追い付かれていました...