川越 松江塾 親ブログ

―ずっと一緒に歩いてきたね。昔は前、今は隣、もうすぐ後ろ、そのうち川の向こう側―

ネットに訊くと簡単に答えてくれるけど、先人の知識の積み上げの上にすべてはあるのだな、と思う話

子どものころ、自転車でよく通っていた埼玉県立久喜図書館を、ネットの記事*1でみかけた

 

英語と日本語で技術文書を作成するという仕事柄、

言葉に関する記事をみると、ちょっと気になってしまう

 

速い (fast) と 早い (early)  は書き分けるのに、

遅い (slow) と 遅い (late) は なぜ 書き分けないのか

たいていの図書館には、リファレンスコーナーがあって、

そこで司書さんに

「~について詳しく調べたい」

「なぜ~なのか知りたい」

などを伝えると、調べられる資料を紹介してくださったり、

答に行きつくまでの道程を提示してくださったりする

 

上記の記事には、質問と回答のほかに、

回答にいたるまでに、どのような資料を使って、どのように調査を進めたかを示す「回答プロセス」が記載されている

 

今、ネット上でAIに尋ねると回答が返ってくる便利な世の中になったが、

まったく見当違いのことを答えていたり、

一見正しそうだけど詳しい人に聞くと明らかに間違っていることを言っていたり、

真実とは程遠いけど質問した人の希望に沿う(おそらくネット上での検索履歴や動向やSNSなどの投稿記録などを把握している?)回答

なども

珍しくはないと聴く

 

調べるって、

知りたいことが書いてあった資料の信憑性まで判断が必要

と私は思っている

 

息子が高校生になって、レポートとか書くようになったら、レファ協のデータベースを教えてあげよう

 

 

巨人の肩の上に載せてもらいましょう

「巨人の肩の上に立つ」という言葉のいわれを知りたい。 | レファレンス協同データベース

 

*1: